メガバンクとネット銀行のフリーローン

住信SBIネット銀行フリーローンと多目的ローンの比較・徹底解説

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住信SBIネット銀行には何に使っても自由なフリーローンと、何に使っても自由ですが申込時に申告した使い道にしか融資金を使うことができない多目的ローンという商品が存在します。
「使い道自由」という文言から双方の違いが分かりにくいという声も少なくありません。
フリーローンと多目的ローンの特徴はどのようなところで、どのような点に違いがあるのでしょうか?

住信SBIネット銀行のMrフリーローンの特徴

フリーローンとは、その名の通り借りたお金を何に使用しても自由なローンです。
カードローンと同じように借りたお金を自由に使うことができますが、カードローンと異なるのは一括で融資を受けるという点です。
住信SBIネット銀行のMrフリーローンにはどのような特徴があるのでしょうか?

使い道は自由

フリーローンの使い道は事業性の融資(商売のお金)以外には何に使用しても自由です。
申込書には使い道を記載する欄がありますが、資金使途を確認する見積書などの提出は一切必要ありません。
そのため、申込時に記載した使い道に使用してもしなくても自由です。
筆者が銀行員時代に、使い道の欄に『未定』と記入した顧客がフリーローンの審査に通過したことがあります。
それほど資金使途はフリーローン審査の際には重要な項目ではありませんし、実際には住信SBIネット銀行も必ずしも特定の目的だけに融資金を使わないということは承知しています。
実際には貸したお金が返ってくれさえすればよいわけで、審査の際には貸したお金が返ってくるかどうかだけを基準として審査を行っており、この点カードローンと同じような視点で審査を行っていると考えてもよいでしょう。

WEB完結

住信SBIネット銀行Mrフリーローンの特徴として、インターネット上で申込~審査~契約~融資実行の手続きが完了するという点です。
インターネット上から申込を行い、仮審査結果をメールで受信、必要書類をWEB上からアップロードして、WEB上から契約手続きを行い、口座へお金が振り込まれてくるという流れになります。
フリーローンのような一括融資の商品は証書貸付と言います。証書貸付の契約手続きは契約書だけは郵送や来店で自書しなければならないという銀行がほとんどですが、契約手続きまでWEB上で行うことができるのは住信SBIネット銀行の特徴です。

最高1,000万円まで融資

住信SBIネット銀行のMrフリーローンは最高1,000万円まで融資可能です。
自宅のリフォーム資金や借り換え資金など、必要額が高額になる用途にもしっかりと活用することができます。
また、返済期間もフリーローンとしては長めの10年に設定されているため、毎月無理のない範囲で返済を行うことが可能です。

口座保有必須

契約段階で住信SBIネット銀行の口座を保有していることが融資の条件です。
MrフリーローンはWEB上で契約を行うと、契約者が保有している住信SBIネット銀行の口座へ振込みにて融資を行うため、事前に口座作成しておかないと契約手続きまで進むことができません。

フリーローンとしては低金利で金利優遇あり

Mrフリーローンの金利は以下の通りです。
4.775 % ~ 12.000 %
住信SBIネット銀行の場合、カードローンの最低金利が0.99%ですので、それほど低い金利のように思えないかもしれませんが、他のフリーローンの金利が14%台であることも珍しくないことを鑑みれば、この金利も十分に低い金利であると言えます。
また、以下の項目を満たす人にはさらに上記金利から最大1.0%の金利優遇を受けることが出来ます。
住信SBIネット銀行で住宅ローン残高がある人:△1.0%
カードローン契約がある人またはSBI証券に口座を保有している人:△0.5%
つまり、最優遇金利を受けられる人は3.775%~11.5%の金利でフリーローンを借りることができます。
例え数十万の少額借入であっても最優遇であれば適用される金利は11.0%ですので、他社のカードローンと比べれば非常に低利で融資を受けることができます。

100万円以下の借入は収入証明不要

Mrフリーローンは100万円以下の借入であれば収入証明不要です。
住信SBIネット銀行のカードローンは300万円以下の借入は収入証明不要であるため100万円以下というのはずいぶんハードルが高くなるような気もしますが、多くのフリーローンでは金額にかかわらず収入証明書が必要になる場合がほとんどです。
一括融資のフリーローンで100万円以下は収入証明不要であるという点はMrフリーローンのメリットであると言えるでしょう。

Mrフリーローンのメリット

Mrフリーローンのメリットは使い道が自由で資金使途の確認が必要ないという点にあります。
後述しますが多目的ローンは借り換え資金やリフォーム資金や資金使途が見積書などで確認できない資金には融資を行いません。
例えば、親戚知人などへの借金返済や、個人間で車などの売買を行うための資金などは多目的ローンで融資を受けることは不可能ですので、このような場合にはフリーローンが重宝します。
また、カードローンよりも返済計画を立てやすく、必要以上の借金もしないという点もメリットです。
カードローンに設定されている約定返済額は利息プラス少しの元金というように設定されており、毎月の約定返済だけを行っていても返済はなかなか終わらないように設定されています。また、カードローンは返済によって空いた枠は限度額の範囲内でいつでも利用可能ですので、返してはまた借りるというサイクルによって元金が減らない、必要外の借金をしてしまうというデメリットがありますが、フリ―ローンは借りたら期日までに完済できるように毎月返済していくだけですので、カードローンの「完済がいつになるか分からない」「必要外の借金をしてしまう」という2つのデメリットを解消することができます。

Mrフリーローンのデメリット

何に使っても自由な分だけ、多目的ローンと比べて金利が高いという点が多目的ローンと比較した際のフリーローンのデメリットです。

 

住信SBIネット銀行Mr.カードローンの金利と限度額と審査基準ページへ(クリック)

 

住信SBIネット銀行のMr多目的ローン

多目的ローンとは何に使用しても自由ですが、申込時に申告した特定の使い道にしか融資金を使用することができないという商品です。
住信SBIネット銀行のMr多目的ローンの特徴はどのような点でしょうか?

WEB完結

住信SBIネット銀行の多目的ローンは申込から融資実行までの契約にかかる一連の手続きをWEB上で完結することが出来ます。
フリーローンと同様の契約手順となります。
多目的ローンの提出必須書類である資金使途確認資料もWEB上からアップロードを行い、融資金振込後に振込予約を行った支払い先へ融資金を振込という流れになります。

口座保有必須

こちらもMrフリーローンと同様にMr多目的ローンの融資を受けるには住信SBIネット銀行の口座を保有している必要があります。
フリーローンも多目的ローンも返済方法は住信SBIネット銀行の口座からの口座振替、融資金の振込も住信SBIネット銀行の口座への振込、多目的ローンの場合は一度融資金を住信SBIネット銀行の口座へ振込んでから支払い先への振込という流れになります。
このため、契約前に住信SBIネット銀行の口座を保有していることが融資の条件になります。

最高1,000万円融資

Mr多目的ローンもMrフリーローンと同様に最高1,000万円まで融資、最長10年返済となっています。
結婚資金、教育資金など高額で見積もりが出る資金使途には最適です。
ただし、前述しましたが、リフォームや借り換えには使用することができませんので注意が必要です。

少額借入でも金利が低い

Mr多目的ローンの金利は以下のように決まっています。
3.975 % ~ 4.975 %
フリーローンと比べて最高金利がずいぶん低くなっています。
カードローンの最低金利は0.99%ですが、この金利が適用されるのは最高融資額の1,200万円の時だけです。
カードローンは金額が少なければ少ないほど金利は高くなります。
しかし、Mr多目的ローンはどんなに少ない融資金額でも、上記金利が適用されますので、借入金額が少額であればあるほど他の商品と比べて金利的なメリットは大きくなります。
さらに、Mrフリーローンと同様に上記金利から最高1.0%の優遇を受けることが出来ます。
優遇後の金利は2.975 %~4.475%となっており、見積もりがある使い道にお金が必要であるなら確実に多目的ローンの方が金利的なメリットは大きいと言えます。

資金使途確認資料の提出と振込予約が必須

Mr多目的ローンの金利が低いのは「特定の目的にしか融資金を使うことができない」ためです。
特定の使い道にしかお金を使えないため、お金を借りた人は子供教育資金や結婚資金や家電購入資金など、何か形や思い出になって残っているものにお金を使います。
このような資金で借りたお金は一般的には何にお金を使ったのか分からない借入よりも返済される可能性が高いとされています。
そのために多目的ローンはリスクが低い貸付であると判断されて金利が低く設定されています。
このため、申込時には見積書などの資金使途が確認できる書類の提出が必須になり、見積書が出ない資金使途には多目的ローンは対応していません。
また、融資金を確実に特定の目的に使用するため、融資金が振り込まれた口座から支払い先の口座へ振込むことが条件となっています。

100万円以下は収入証明不要

こちらもMrフリーローンと同様に100万円以下の借入は収入証明書の提出が不要となっています。
資金使途確認資料の提出が必要になる多目的ローンは他の銀行では収入証明書の提出が当たり前です。
資金使途確認資料と収入証明書はセットというのが基本なのですが、Mr多目的ローンは収入証明書の提出は100万円超の場合からとなっており、ちょっとした家電やブランド品の購入などに使いたい場合には、本人確認資料と見積もりだけをアップロードすればよいだけになります。

Mr多目的ローンのメリット

Mr多目的ローンのメリットは何と言っても少額融資でも金利が低いという点にあります。
他社の自動車ローンとそれほど変わらない金利で借りることができるため、見積もりが出る用途にお金を使いたいのであれば絶対に多目的ローンがおすすめです。

Mr多目的ローンのデメリット

Mr多目的ローンのデメリットは見積もりがない使途には融資が受けられないという点と、借り換えに使用することができないという点にあります。
特に借り換えの場合には、住信SBIネット銀行には借り換えローンという商品がありませんので、カードローンかフリーローンで対応するしかありません。
Mr多目的ローンで利用できる使途は①事業資金以外の使い道で②見積もりが出て③支払い前で④借り換えと投機とリフォーム以外の資金であると覚えておきましょう。

 

住信SBIネット銀行Mr.カードローンの金利と限度額と審査基準ページへ(クリック)

 

フリーローンと多目的ローンの違い

双方ともに資金使途が自由なローンですがMrフリーローンとMr多目的ローンの違いをまとめてみました。違いを理解して、自分に合った商品を選択しましょう。

資金使途確認が必要か否か

見積書などの提出が必須になるのがMr多目的ローンです。
見積もり書が出ない資金や、生活費や複数の使い道に利用したい場合にはMrフリーローンで対応しましょう。

金利は多目的ローンの方が低い

金利は特定の使い道にしか利用することが出来ない多目的ローンの方が低く設定されています。
支払前で見積もりが出る特定の使い道のためにお金を借りたい場合には多目的ローンの方が断然金利が得になります。

フリーローンは何に使っても自由

フリーローンは事業資金以外には何にお金を使用しても完全自由です。
投機性資金や生活費や個人間の借金返済や売買にも使用することが出来ます。

振込条件があるか否か

Mr多目的ローンは申込時に申告した特定の使い道だけに融資金を使用するため、融資実行後に支払い先へ融資金を振り込むことで資金使途を住信SBIネット銀行が管理します。
一方フリーローンは融資金を口座へ振込んだらその後のお金を行方は追いません。
お金の使い道を管理されたくないという人はフリーローンへ申し込んだ方がよいでしょう。

 

MrフリーローンとMr多目的ローンの審査の違い

双方の審査の基準はどのようになっており、違いはどのような点にあるのでしょうか?

双方ともに保証会社はジェーシービー

MrフリーローンもMr多目的ローンも同じ保証会社であるジェーシービーの保証が必須です。
保証会社付のカードローンやフリーローンでは保証会社の保証さえつけば銀行にとって貸し倒れリスクはゼロになるため、ほぼ100%融資を行います。そのため、実質的に審査を行っているのはこの場合にはジェーシービーで、住信SBIネット銀行の審査は在籍確認と書類の確認などの作業が主になります。
同じジェーシービーが保証しているからと言って、審査の基準が同じかと言えばそうではありません。
双方ともに金利が異なります。
保証会社付のローンの金利の一部は保証会社へ支払う保証料です。
このため、金利が高ければ保証会社へ支払う保証料も大きくなります。
保証会社にとって保証料はリスクマネジメントですので保証料が高いほどよりリスクの高い人にも保証を行うことができます。
つまり、金利が高いフリーローンの方が保証料が多く入ってくることになり、ジェーシービーにとってリスクの高い人へも保証を行うことができます。
つまり、信用度が低い人はフリーローンの審査には通過できても多目的ローンの審査には通過できないという可能性があります。

基本的にはスコアリング審査

MrフリーローンもMr多目的ローンも、審査は基本的に個人信用情報、勤務先、勤続年数、年収等の属性情報に点数をつけて、その点数からリスクを判定し、融資可能な点数以上の得点を得た人だけに融資を行います。
この際、融資可能な点数のボーダーが金利の低いMr多目的ローンの方が高い、つまり審査が厳しいと考えられます。

双方ともに100万円超の借入から収入が重視される

MrフリーローンもMr多目的ローンも100万円超の借入から収入証明書類の提出が必要になります。
審査の際にはエビデンスのない情報はそれほど重視していませんので、収入証明書の提出が必要になる100万円超の借入から収入が重要な情報となります。

多目的ローンは資金使途も審査の対象

多目的ローンは資金使途確認資料の提出が必要になります。
このため、多目的ローンは「この使い道で返済が可能か」「本当に必要なものを購入するのか」などの資金使途も重要になります。
例えば結婚資金や教育資金など年齢などから考えて社会的に必要であると認めらる資金に関しては融資に応じてくれる可能性もありますが、年収等から鑑みてあまりにも贅沢すぎるブランド品の購入などの資金には融資が下りない可能性もあります。
一方、確認資料の提出を要しないフリーローンでは資金使途の適正性はあまり判断されないようです。

 

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