メガバンクとネット銀行のフリーローン

イオン銀行フリーローン(アシストプラン)審査と金利と限度額

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イオン銀行フリーローン商品スペック

イオン銀行にはカードローンという人気商品がありますが、それとは別にフリーローン「フリーローンアシストプラン」という商品も存在します。カードローンは最初に「○○万円まで利用可能」という枠を作成し、枠の範囲内で好きなタイミングで好きなだけキャッシングを行うのに対して、フリーローンは融資金を一括で融資して、その後は返済だけを行っていくという方法です。
その商品性の違いから、イオン銀行フリーローンの商品性には以下の5つの特徴があります。

融資金額30万円~700万円まで

イオン銀行フリーローンの融資金額は30万円から700万円までとなっています。
イオン銀行カードローンは10万円から800万円の融資金額となっており、1万円の入用からキャッシングすることができますが、フリーローンは特定の使い道のために、一括でお金を借りるものという特徴を持っています。そのため、30万円以上でないと融資を受けることはできません。
融資金額が700万円までとなっているため、金額が高額になるおまとめや、自動車購入や、リフォームなどの使途にも活用することが可能です。

金利が使途によって2パターン分かれる

イオン銀行フリーローンは原則的に借りたお金を事業資金以外であれば何にでも使用することができます。
フリーローンは金利設定が2つに分かれており、自動車・リフォーム・教育費・住宅ローン利用者限定の住宅関連ローンは金利が優遇されています。
一方、使い道が完全に自由なローンの金利は3.8~13.5%となっています。
金利は固定金利です。また、金利に大きな幅がありますが、融資金額にかかわらず金利は審査によって決定する仕組みとなっています。
最高金利の13.5%はカードローンよりも低い金利設定となっています。

 

非対面で契約まで可能

イオン銀行フリーローンの申し込みから契約までの流れは以下のようになっています。
① インターネットで申込
② 審査通過
③ ローン契約書が自宅に届く
④ 必要書類とともに返送
⑤ 融資実行
インターネットから申込を行い、自宅で記入し返送することで契約できますので、店頭に行ったり銀行担当者と面談する必要がありません。
地方銀行のフリーローンでは契約書の記入は銀行へ来店しなければならないことが多いですが、申込手続きから契約まですべて非対面で行うことができるのは、ネット銀行であるイオン銀行ならではの特徴であるといえます。

融資期間8年まで

イオン銀行フリーローンの融資期間は8年までとなっています。カードローンは最低返済額を返済していくだけではなかなか返済が終わらない一方、返済額が少ないという特徴がありますが、フリーローンは期限が8年以内と決まっているため、毎月返済額はカードローンよりも一般的には多くなります。
とはいえ、銀行のフリーローンの中には融資期間が5年以内という商品も珍しくありませんので、融資期間8年までというのはメリットであるといえるでしょう。

資金使途自由

イオン銀行フリーローンは、事業資金以外であれば借りたお金を何に使用しても完全に自由です。また、自動車などの特定の使途であれば金利が優遇され、そうでない使い道でもカードローンよりも低い金利で融資を受けることができます。
イオン銀行フリーローンは、1つの商品でありながら、使い道が完全自由かつ特定の資金使途であれば金利が優遇されるというメリットをもっています。

イオン銀行フリーローンのメリット

イオン銀行フリーローンには以下の4つのメリットがあります。

完全非対面で融資可能

フリーローンは融資金を一括で借りて、以後は設定された期日に完済できるように算出された金額を毎月返済していく、契約書に基づいたローンです。
筆者のような店舗型銀行の出身者からすると、契約書は銀行担当者と契約者が面前で自署するのが当然です。
イオン銀行のフリーローンは申込から契約まで一度も銀行担当者と面談することなく借り入れ可能です。わざわざ銀行に行く手間がかからないというのはネット銀行のイオン銀行ならではのメリットであるといえます。

低い金額でも属性良好な人は低利が適用される可能性あり

イオン銀行フリーローンの金利は3.8~13.5%と決まっていますが、カードローンのように金額ごとに金利が決まっているわけではありません。
カードローンで少ない金額を借りた場合には、いくら属性が良好の人でも高金利が適用されますが、フリーローンの場合には少額でも審査の結果によって低金利が適用される可能性があります。
属性良好の人にとっては少額借入でも低利での融資が受けられる可能性があるのもフリーローンのメリットです。

固定金利

イオン銀行フリーローンの金利は固定金利となっています。
カードローンはイオン銀行カードローンを含めて軒並み変動金利となっており、金利の上昇リスクをすべて借主が被らなければなりません。
イオン銀行フリーローンは固定金利ですので今後金利が上昇したとしても、利息負担が多くなる可能性は全くありません。
なお、現在は日銀のマイナス金利の導入によって、歴史的な超低金利水準にあるといわれており、これ以上の金利低下の余地はないといわれています。
このため、固定金利でありながら変動金利のカードローンよりも低い金利で借りることができるイオン銀行フリーローンはメリットが大きいといえます。

増額返済・繰上返済可能

イオン銀行フリーローンは繰上返済と増額返済が自由です。インターネットバンキングやイオンモールなどにあるイオン銀行の店舗で自由に返済が可能です。
銀行のフリーローンは繰上返済に手数料が発生したり、原則繰上げ返済ができないローンも珍しくありませんが、イオン銀行のフリーローンは自由に増額や繰上げ返済が可能という点もメリットの1つです。

イオン銀行フリーンローンデメリット

ここまで述べてくるとメリットばかりのように見えるイオン銀行のフリーローンですが、以下の4つをデメリットとして挙げることができます。

事務手数料発生

イオン銀行フリーローンの契約には2,700円の事務手数料が発生します。
フリーローンに手数料が発生する銀行はそれほど多くありませんし、カードローンにはこのような手数料は存在しません。
金利はカードローンよりフリーローンのほうが低いですが、2,700円の事務手数料はデメリットであるといわざるを得ません。

イオン銀行の口座が必要

イオン銀行フリーローンの融資はイオン銀行の口座へ振り込まれ、返済はイオン銀行普通預金口座からの口座引落と決まっています。
そのため、イオン銀行の口座がないと融資を受けることができません。
口座がない人は口座を作成してからの融資となるため、融資までに時間がかかってしまいます。

契約書は郵送が必要で融資までに時間がかかる

口座がない人は口座作成までに時間がかかるうえに、イオン銀行フリーローンは契約書に記入を行い、返済することでしか契約手続きができません。
そのため、書類が届くまでに数日、さらに書類を返送するまでに数日かかりますので、融資までに1週間から10日程度の時間が必要になってしまいます。
どうしても急ぎの入用ということであればカードローンを選択したほうがよいでしょう。
書類のやり取りで融資までに時間がかかってしまうという点もデメリットです。

申込基準が厳格

イオン銀行フリーローンの申込基準は①20歳以上60歳未満②前年度年収200万円以上(パートアルバイト・年金受給者・専業主婦は不可)となっています。
一方、イオン銀行カードローンの申込基準は①20歳以上65歳未満②パートアルバイト・専業主婦可能となっています。
カードローンは年齢基準さえクリアしていれば誰でも申込むことができますが、フリーローンは年齢基準もカードローンよりも厳しく、年収基準まで用意されています。
申込むハードルがカードローンよりも高いという点がイオン銀行フリーローンのデメリットです。

カードローンとどちらを選択すべき?

ここまでフリーローンの特徴を説明してきましたが、カードローンとフリーローンはどのような場面で使い分けるべきでしょうか?

すぐにお金が必要な人はカードローン

先ほど説明したように、フリーローンは融資までに書類のやり取りがあるためどうしても時間がかかってしまいます。
このため、急いでお金が必要な人は最短即日での融資が可能なカードローンのほうをお勧めします。
審査回答もカードローンのほうが時間はかかりません。

専業主婦はカードローン

イオン銀行フリーローンでは、専業主婦やパートやアルバイトの人には融資を行っていません。
一方、カードローンでは50万円までは専業主婦への貸付を行っています。このため、専業主婦がお金を借りようと思ったら、フリーローンではなくカードローンを選択するしか方法がありません。

まとまった使い道が決まっているのであればフリーローン

融資金が一括で入金となるフリーローンは借入前にまとまったお金の使い道が決まっている場合に利用するローンです。
必要資金だけしかお金を借りないため、カードローンのように空いた枠を使ってしまって必要以上の借金を背負う懸念もありません。
また、期限が決まっているため、融資残高はいくらか、いつまでに借金が終わるのかも明確で、長期的な資金設計が立てやすいという点も魅力です。
特定の買い物やおまとめなどにはフリーローンのほうがおすすめです。

ボーナス返済を活用するのであればフリーローン

イオン銀行フリーローンはボーナス返済を設定することが可能です。カードローンは最低返済額より多くの金額を返済するには随時返済という形に自分で任意に返済を行っていくしか方法がありません。このため無理をしてでも返済する必然性は必ずしもないので、ボーナスが入っても他のところに使ってしまい返済金に回らないということがよくあります。
フリーローンでボーナス返済を設定しておけばボーナス月に設定した金額の引き落としがかかりますので、優先して返済に回すことができます。

融資金額 金利 収入証明書 融資までの時間 申込資格 専業主婦 手数料
フリーローン 30万円~
700万円 3.8%~13.5% 300万円以下不要 1週間以上 60歳未満
前年度本人年収200万円以上 不可 2,700円
カードローン 10万円

800万円 3.8%~13.8% 300万円以下不要 最短即日 65歳未満 可能 なし

イオン銀行フリーローンの審査

イオン銀行フリローンの審査は以下の基準で行われます。

個人信用情報

最初に個人信用情報の審査が行われます。
カードローン含めすべてのローンで共通していることは、個人信用情報に自己破産や長期延滞や代位弁済などの事故情報(ブラック)の人は審査に通過できないという点です。
また、他債務の金額や件数についてはカードローン審査よりも厳格にみられ、2本程度までの借り入れが限度で、フリーローンと合わせて年収以内の金額であることが求められるようです。
さらに借入金やクレジットカードの支払状況を過去2年分記録したクレジットヒストリーもカードローンよりも厳しく見られ、2年の間に遅れが散見されるような場合にも審査には通過できません。

年収や勤務先も重要

カードローン審査においては審査の大半のウェイトを占めるのは個人信用情報です。フリーローンでももちろん個人信用情報が重要になりますが、ここに勤務先や年収なども加味されます。
イオン銀行フリーローンの申込条件として年収200万円以上という決まりがあるため、ある程度しっかりとした勤務先で安定して所得を得ている人であるということが審査の際には重要になります。

目的が決まっている場合には資金使途も重要

特定の使い道に融資金を利用する場合には資金使途も重要になるようです。高級な車を買うための資金を申し込む場合には「この年齢と年収でこれだけの車が本当に必要か?」などという目線、つまり、その人の身の丈にあった買いものかどうかも審査材料とされ、審査の結果、身の丈の合わない場合には他の属性に問題がなくても、減額となってしまうこともあるようです。

個人事業主・法人代表者には審査が厳しい

イオン銀行フリーローンでは、収入証明書が原則300万円以下は不要と決まっていますが、個人事業主や法人代表者は借入金額にかかわらず必ず収入証明書が必要になります。
このため、個人事業主や法人代表者はフリーローン審査の際には厳しい目線で審査が行われる可能性が高いといえます。
収入が安定しない個人事業主や法人代表者に対する審査はあらゆる職業の中で最も厳しい目線で審査が行われるといわれていますが、年収200万円以上という申込基準を設けているイオン銀行フリーローンの審査ではさらに厳しい目線で審査が行われるようです。

 

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